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なにかと不満の多いイタリアの朝ご飯。それでも"これは"という思い出
に残るおいしいメニューもいくつかあります。
ミラノ郊外に住む、ジウゼのお宅にお世話になった時のこと。 朝起きると、エスプレッソと焼きたての大きなお菓子がハチミツと一緒
に食卓に運ばれました。「えー、朝からケーキ?」と内心思ったのと同時 に、ジウゼが口を開きました。
「これはとっても軽い焼き菓子なのよ。バターを一切使わずにオリーブ油 だけで焼き上げてあるの。生地の中にヨーグルトもたっぷり入っているか
ら、朝食にはぴったりなのよ。甘さもかなり控えてあるわ」
直径30cmはありそうな大きな丸形のお菓子はなんの飾りもなく超シ ンプル。正真正銘の焼きっぱなし。健康を考えてバターの摂取を控えている彼女が、朝ご飯用にたびたび焼く、自慢の焼き菓子でした。
「ジウゼ風 オリーブ油の焼き菓子」
材料(直径18cmの底の抜ける丸型1個分)
卵(L) 2個
グラニュー糖 50g
オリーブ油 大さじ6
プレーンヨーグルト 120g
薄力粉 180g
ベーキングパウダー 小さじ1と1/3
* 型の準備
型の内側に刷毛などでオリーブ油を薄く塗り、
強力粉(なければ薄力粉でも可)をはたいておく。
作り方
1 ボールに卵を溶きほぐし、グラニュー糖を入れてハンドミキサーか泡
立て器でふんわりするまでよく混ぜる。
オリーブ油を少しずつ加えながらさらに混ぜる。
2 1のボールにヨーグルトも加えて、泡立て器で全体を混ぜ合わせる。
3 薄力粉とベーキングパウダーを粉ふるい、または万能こし器に入れて
のボールにふるい入れる。さっくり混ぜ合わせる。
4 用意した型にの生地を流し入れ、180度のオーブンで30〜40分
焼き上げる。あら熱が取れたら、型からはずす。
さて、日本に戻って作ってみると、あらん?と思うほど肩の力の抜けた
味わいでした。お菓子と思うと物足りないのですが、起き立ての胃袋には
確かに優しい味。 グラニュー糖を増やしたり、生地の中にベリーなどフルー
ツを加えたり、クリームを添えたりしてアレンジも楽しんでいます。
お菓子の生地にはバターと思い込んでいた私に、オリーブ油という新し
い選択を広げてくれたジウゼに感謝しながら。
なお、この場合のオリーブ油は、あっさりと軽いタイプがお薦め。
大好きなトスカーナ産のコクのあるタイプですと、オリーブ油が味を
主張し過 ぎて、おいしく仕上がらないのです。
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